価格:896円(税込)
砂糖は、「さとうきび」あるいは「甜菜(=てんさい、別名:サトウダイコン、ビート)」から作られます。
基本的に、原料を絞った汁を精製し、ゴミや不純物を取り除いて、煮詰め、結晶化させていきます。
この工程で、ゴミ・不純物の除去に石灰が用いられることが一般的です。
(コンニャクを作る際に石灰でアク抜きするのと同様です)ただ、石灰は使いすぎると、独特の「苦み」が出てしまいます。
この有機黒糖は、現在、主流になっている石灰を用いず精製されています。
石灰を用いない場合、アク抜きの手間がかなりかかりますが、その分、自然本来の風味や甘味が生きた砂糖になります。
黒糖を苦手な理由に、黒糖独特の「えぐみ」や「苦み」を指摘される方がいますが、そういった方にも、ぜひ、お試しいただければと思います。
よく、白砂糖は漂白しているので健康に悪い…という話がありますが、それは正しくありません。
白砂糖も黒糖も原料は一緒ですが、精製する過程で、徹底的にゴミや不純物を取り除くことで真っ白になったものが白砂糖です。何か、化学的な方法で漂白したものではありません
砂糖の主成分はショ糖ですが、白砂糖の代表格である上白糖で約98%、グラニュー糖では、ほぼ100%に近い純度になります。
一方、黒糖はゴミを取り除くだけで、いわゆる不純物が残ります。一般的に、黒糖に含まれるショ糖は7割~8割台とされており、1割強の不純物を含みます。
この不純物はナトリウムやカリウムなどのミネラルで、これが、黒糖独特の風味と、まろやかな甘みになります。
つまり、白砂糖と黒糖の違いは、ミネラル分を含むか、含まないか…の違いです。
当然、健康に害があるとかないとか、そういうものではありません。
風味を生かすのか、それとも甘さだけにしたいのか、など、使用目的で使い分けるのがお勧めです。
ただし、白砂糖にせよ、黒糖にせよ、当然ですが、糖分の摂取しすぎは身体に良くありません。
また、煮詰めて精製することを考えると、砂糖の元になる原材料である「さとうきび」や「甜菜」の生産方法にも注意が必要です。