価格:600円(税込) ~ 700円(税込)
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キャッサバのデンプンには、グルテンが含まれていません。
例えば、グルテンフリーのパンとしては、日本では米粉のパンなどがありますが、欧米ではキャッサバのパンが注目されています。
また、芋類の倍のカロリーがあるキャッサバですが、その主成分であるデンプンは難消化性デンプンと呼ばれています。
これは小腸では吸収されないため、デトックスやダイエットの食材としても注目を集めています。
そして、そのデンプンを絞った後の残りかすは、今度はエタノールの原材料にすることでCO2削減効果でも高く注目されるようになりました。
日本では、あまりなじみの無い作物ですが、ハリウッドスターの間などで、ブームになりつつあるそうです。
キャッサバには、苦味種と甘味種があり、デンプンやエタノールなどを製造するのはもっぱら苦味種で、芋類として食用にするのは甘味種です。
東南アジアでは、薄くスライスして揚げたキャッサバチップスや、棒状に切って揚げるキャッサバフライが屋台などでも売られています。
アフリカでは、キャッサバ粉を湯で練ったウガリやフフを主食して食べますし、パンなどを作る地域もあります。
蒸したり、茹でたり、揚げたりとさまざまに食べられています。
キャッサバと言えば気になるのが「毒」。
特に、苦味種は、デンプンを多く蓄えるもののその毒も強烈なので、毒抜きが必要です。
甘味種は、毒性が弱く、皮を厚めに剥いて、芯を取り除いて加熱すれば、美味しく食べられます。
翔栄ファームではもちろん甘味種を育成しています。
ジャガイモ風味の「白」と、サツマイモ風味の「黄」の2種類。
どちらも、アフリカ、東南アジア、南米の家庭で良く食べられているそうです。
キャッサバは荒れ地でも育つため、痩せた土地に向いています。
この性質を活かして、翔栄ファームで、休耕地の対策にキャッサバを導入しました。
農薬・化学肥料を使わない翔栄ファームの農業では、定期的に畑を休ませ、地力を回復させる「休耕」は必要不可欠です。
そのような地力が下がった休耕地で育てるのに、肥料のいらないキャッサバはピッタリ。
しかも、芋を収穫した後は、葉っぱや蔓を土に漉き込むことで、天然の肥料にもできます。
実際に育ててみないと何とも言えませんが、循環型の農業を目指す私たちには、大切な作物になるかもしれません。