価格:1,100円(税込)
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私たち翔栄ファームは、農薬や化学肥料を使わず、自然な方法で作物育てる農業をしています。
実は、トマトは害虫に弱く、農薬を使わない場合、なかなか育成が大変。(ですので、無農薬のトマトはかなり珍しいのです)
昨年は、苗を定植した直後に、根切り虫(ガの幼虫の総称で、根っこを食べてまるで切ったように倒す厄介な害虫)の被害が発生。
被害を広げないように、日々、捕殺作業を頑張っています。
また、実がなり始めると、今度はタバコガが発生し、実をかじってしまうので、今度はその対策が大変になります。
防虫ネットで覆ったり、コンパニオンプランツを使ったりと、さまざまな対策をしますが、最終的には人間が目視で駆除するしかなく、これからしばらく害虫の戦いが続きます。
コンパニオンプランツってご存じですか?
日本語では、共栄作物あるいは共存作物となりますが、近くで一緒に育てると良い影響を与える植物の組み合わせのことです。
例えば、虫に弱い植物と虫よけになる植物を一緒に育てたりします。
虫に弱いトマトの場合、虫が嫌うハーブ類と一緒に育てるのがオススメ。
翔栄ファームでは、食べる時も相性が良いスイートバジルと一緒に育てています。
バジルの効果は虫よけだけはありません。
トマトは元々、乾燥したアンデスの山岳地帯生まれ。実は、水分が苦手です。
逆にバジルは水分を多く吸収するハーブ。
トマトにとって余分な水分をどんどん吸ってくれるのです。
翔栄ファームでは、全ての野菜について自家採種100%を目指しています。
今回お届け予定のトマト2種類はどちらも自家採種100%。
昨年、龍ヶ崎で育てたトマトから種採りして、そこから育てトマトです。
自家採種というのは文字通り、自分たちで育てた野菜から種を採って、次の世代を育てることです。
これを繰り返すことで、野菜はその土地や風土に適した野菜に育っていきます。
でも、種を採るって当然と思われる方も多いかもしれません。
しかし、意外かもしれませんが、今の日本の農業では9割以上の農家さんは種を採りません。 毎回、種苗会社から種を購入しています。
そして、その購入する種の多くは「F1種」と呼ばれる人工的に生産された種で、農薬・化学肥料とワンセットで使うことが前提になっています。
私たちは、「F1種」「農薬」「化学肥料」という現代日本の当たり前の農業(慣行農法)に疑問を感じています。
それは、食料の安全もそうですし、食料確保の問題とも関係してきます。
種の問題について、もっと詳しく知りたい方は、コラムに詳しく書いておりますので、ぜひご一読ください。