【生産地】群馬県前橋市
【品種】大浦太牛蒡(おおうらふとごぼう)
【内容量】1kg
※大浦太ごぼうは、大きいものでは1個が1kg~1/5kgほどになります。翔栄ファーム・前橋農場では、今年は細めのものが主流です。
大きなもの、小さなものを組み合わせてお届けします。どんな形の大浦太ごぼうが届くかは、届いていてからのお楽しみ!
【予約商品】大浦太牛蒡は、予約商品となります。ご注文を頂戴してから掘り出して、出荷いたします。
見た目は悪いが味は絶品!日本一美味しい「ごぼう」!?
「ごぼう」というと、細長いイメージがあると思いますが、この「大浦太ごぼう」は、太くて長くてゴツゴツした外観の「ごぼう」です。
大きくなるものでは、太さが直径30センチ、長さが1メートルに達するものもあります。
※翔栄ファーム・前橋農場では、今年は太さが直径15センチほど、長さが30センチ程度のものが主流になりそうです。
しかも切ってみると、「す」が入っていて、とても美味しそうには見えません。
ところが、実際に食べてみると、これが絶品。味が濃厚で香り高く、触感も非常に柔らかです。
一般に「す」が入ると野菜の味は落ちるのですが、「大浦太ごぼう」に限っては、まったく味が落ちず、むしろ、この「す」の部分に肉詰めして煮込み料理を作ると、味わい深い逸品になります。
人によっては、日本一美味しい「ごぼう」という方もいるほどで、「ごぼう」が好きな方なら、見た目に騙されず、ぜひ試して欲しい品種です。
お勧めの調理法は「煮物」。味と香り、柔らかい食感がダイレクトに楽しめます。 また、風味が直接楽しめる「ごぼうチップス」にしても美味しいですよ。
【見た目は悪いが味は絶品!右はごぼうチップスの甘辛餡】
【今年はこのぐらいのサイズが中心。写真で1kgほど】
成田山新勝寺にも奉納される千葉県の伝統野菜
「大浦太ごぼう」は、元々は、千葉県匝瑳市(そうさし)大浦町で江戸時代から育てられてきた伝統野菜です。
匝瑳市では、市の指定天然記念物にもなっているほどで、同地で収穫された「ごぼう」の中で、特に上質なものだけが、成田山新勝寺に奉納されます。
この奉納されたものだけが「大浦ごぼう」と呼ばれており、成田山新勝寺の精進料理として信徒に提供されています。
奉納されなかった「ごぼう」も、ほぼ匝瑳市内で消費されてしまい、ほぼ、一般的な流通には乗りません。
今回、翔栄ファーム・前橋農場では、その「大浦太ごぼう」の種を入手。
もちろん、農薬・化学肥料を使わず、自然に近い形で育て上げました。
【成田山新勝寺に奉納される伝統野菜】
夏場を乗り越えるまでが一苦労
「ごぼう」は、種からなかなか芽が出にくい野菜です。
殻が固く、芽が出にくいため、畑に種を蒔く際は、一晩は水につけておく必要があります。
また、発芽に光を必要とするため、土をかけすぎるのも良くありません。
今回は、初めてということもあり、一般に種を蒔く時期よりも、やや早目にスタート。 芽が出ないところは、何回か種を蒔き直しています。
一度芽が出てからも大変で、ある程度のサイズに育つまでは、雑草に負けてしまいます。 夏場は、雑草の除去を小まめに実施しました。
農薬を使わないので、除草がかなり大変でしたが、苦労の甲斐あって、大きく育ってくれました。
育ったら育ったで、収穫(かなり深く掘り起こさないといけません…)が大変ですが、嬉しい悲鳴かもしれません。
【立派に育ってくれましたが掘るのが大変です…】